七五三といえば子どもの成長を祝う一大イベント。
何年も前から楽しみにしていたという方も多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、我が家の5歳男児の七五三の時に感じたやってよかった&後悔したこと5選を紹介します。
特に失敗例は当日に関するものがあるので、直後に七五三を控えている方も目次だけでも読んでいってくださいね。
七五三でやってよかったこと5選
①リンクコーデ
X(旧Twitter)で七五三のコーディネートについてつぶやいていたところ「お子さんとリンクコーデはされますか?」というナイスなご提案が。
その時にはすでに子どもの着物も私(母)の着物も決まっていたので、おそろいのつまみ細工を作ることにしました。
子どもは羽織の衿元に、私は帯留めに、夫はスーツのフラワーホールにそれぞれつけたので、色味も形もバラバラの衣装でしたが統一感が出てよかったです。
おそろいの飾り以外なら色味を統一したり、同じモチーフが入った衣装を選んだりすることでリンクコーデになるので試してみてください。
②あんしんパック(修理代の補償)
我が家がネットでレンタルした衣装の利用案内には以下の注意事項がありました。
レンタル商品を汚してしまった場合等、絶対にご自分で洗濯や補修をなさらないようにして下さい。
ご返却シートに書き込みそのままご返却下さい。
著しく汚損、破損された場合は、クリーニング代、修理費等の実費をご請求させていただく場合がありますので、 あらかじめご了承下さい。
「著しく汚損、破損」の明確な判断基準は記載されていませんが、例には「お料理をこぼしてしまった」「子どもがジュースをこぼしてしまった」と書いてあります。
食事はしなくても水分補給程度はするでしょうし、大人でも慣れない衣服で袖を引っ掛けたり裾を踏んだりすることはありますね。
お祝いの場で衣装の汚れを気にしてピリピリするのは嫌だったので、修理代の補償パックを申し込みました。(この店舗では1回のレンタルにつき1000円)
結果的に飲食はせず転んだりすることもなく無事に帰宅しましたが、砂利道を歩いたからか草履のビニール製の鼻緒が汚れていました。
紛失や修復不可能なレベルの汚損破損は補償外になるようですが、着ている間も返却してからも安心して過ごせるので補償制度は確認しておくことをおすすめします。
③ロケーション撮影(出張撮影)
我が家ではお宮参り、1歳の誕生日、入園の際は写真スタジオで撮影してもらっていましたが、友人のすすめで七五三はOurPhotoのフォトグラファーさんに出張撮影をお願いしました。
フォトグラファーさんとの相性は運次第ですが、OurPhotoでは口コミが見られれるので子どものイベントを多くこなしている方を選ぶことがもきます。
子どもが緊張しないよう女性の方にお願いし、当日はわきあいあいと撮影を終え写真の枚数も仕上がりも大満足だったので、入学の際にも同じ方に撮影をお願いしました。
写真スタジオと出張撮影の違いやどんな人におすすめかは以下の記事で紹介しています。
④撮影小道具の準備
写真スタジオではたくさんの小道具が用意してありますが、出張撮影では小道具は自分で用意しなければなりません。
息子は5歳だったので「カッコよさ」と「幼さ」の両方が感じられる小物を選びました。
- 和傘・・・映え度No.1、開いてきて持ち運びがちょっと大変なのでゴムで留めるか長い袋などがあると便利、メルカリで売れる
- 模造刀・・・5歳の考えるカッコイイポーズが見られて最高、鬼滅の刃のキャラは知っていたので「たんじろうみたい!」と喜んでいた、メルカリで売れる
- ガーランド(祝七五三の文字)・・・折り紙とリボンとプリンターで手作り、意外とメルカリで売れる
- 紙風船・・・膨らましている時のほっぺがとっても可愛い、100均で買える
- 吹き戻し・・・吹いている時のほっぺがとっても可愛い、100均で買える
手荷物は多くなりますが、バリエーション豊かな写真が撮れるので撮影小道具はたくさん用意していくことをおすすめします。
⑤いつものアルバム
我が家ではこどもちゃれんじの誕生月特典の割引券を利用して、毎年FUJIFILMでアルバムを作成しています。
そこで七五三の写真の分も同じA5サイズの商品でアルバムを作りました。
写真スタジオの大きなアルバムはしまっておきがちなので、いつものアルバムと一緒並べて置いておけるところが気に入っています。
七五三で後悔したこと5選
①気温について
我が家はお参りを10月23日にしました。
園の行事や六曜などの兼ね合い、また11月のハイシーズンよりフォトグラファーなどの料金が安かったことから日付を決めたのですが、盲点だったのは気温です。
大人は多少我慢できますが、問題は子どもの衣装。
襦袢(じゅばん:下着)+袷(あわせ:裏地がある秋〜春用)の着物+3歳児は被布、5歳児は羽織、7歳児は帯や帯揚げなどがあるのでだいたい20℃を超えると暑さを感じてしまいます。
我が家の場合、当日の最高気温は19.7℃だったのでギリギリセーフといったところでしたが、前週まで夏日が続きハラハラしながら過ごしました。
対策としては、気温は年々上昇傾向にあるので参考程度にはなりますが、日付決定前に自分の地域の過去の気温を日本気象協会のサイトで確認しておくといいかもしれません。
②撮影開始時間
撮影は14:00〜14:50だったのですが、ご祈祷の最終受付が15:00だったので最後にお見送りもできずバタバタとしてしまいました。
自分と子どもの着付け、メイク、ヘアセットの時間を余裕を持って準備しつつお昼ご飯を食べる時間を考慮しての時間設定でしたが、ロケーション撮影はご祈祷のあとにすればよかったです。
撮影とご祈祷を同日におこなう場合は、ご祈祷の最終受付時間を確認してから日程を組むようにしましょう。
③子どもの着付け
自分で着付けをする場合、前日にリハーサルをするか動画で予習しておくことをおすすめします。
レンタル着物に同封されていた説明書を見た私の感想↓
息子用の着物が届いた🙌
渋めの色も捨てがたかったけど、爽やかな色が青空に映えそう♪着付けの手順はそれほど難しくなさそうだから問題は着付け中にじっとしてくれるかどうかかなあ😇 pic.twitter.com/mEZVCTkTCb
— きこ@着物&ハンドメイド (@kiko_kazahana) October 22, 2021
甘い・・・甘かったです。自装はできても他装はまた違う技術だし、ましてや子どもの着付けは初めてなのに「それほど難しくなさそう」などとのたまっていたことを翌日後悔しました。
着付けで難しかったポイントはこちら。
- ペラペラの襦袢の半衿が隠れてしまって全然見えない
- 袴から帯が見えない
- 袴の紐を十文字に結ぶ処理が難しい
- どれくらいきつく紐を締めればいいかわからない
袴の紐の締め具合に関してはサスペンダーがついていたので心配せずに済みました。
着付け教室の先生も「袴ならサスペンダーは必須だよ」と言っていたので、レンタルの方はセット内容を確認しておきましょう。
動画での予習なら着付け講師のすなおさんの説明がとてもわかりやすいです。
15分程度の動画なので、いざというときのために当日同行してくれる他の大人も一緒に見ておいてもらえると安心ですね。
④自分の身支度
上の項目でなぜ「当日同行してくれる他の大人も一緒に動画を見て」と書いたのかというと、実際に我が家で子どもの着付けをしたのはほぼ夫だったからです。
午前中から準備していたのに私は自分のメイク、ヘアセット、着付けにいっぱいいっぱいで子どもの支度まで手伝うことができませんでした。
礼装は重ね衿があったり、慣れない二重太鼓だったり、補正をしっかりする必要があったり、裾やおはしょりの歪みにも360°気をつけたりと、記念撮影があればなおのこと普段より着付けのハードルが上がります。
着物でなくても普段しないヘアアレンジを突然しようとすると、焦って上手くいかないことがありますね。
ぜひ自分の支度の練習は時間が許せば何度もしてください。
⑤初穂料ののし袋
身支度や出張撮影の段取りにすっかり気を取られ(言い訳)、初穂料を財布から出した生身の現金でお納めしてしまいました。
そのまま受け取ってもらえたからよかったものの、場所によってはその場でのし袋を購入する必要がある場合もあるようです。
七五三の初穂料には下図のような蝶結びののし袋を用意しましょう。
せめてお札サイズの白い封筒だけでも用意しておくと安心感が違います。
まとめ
七五三でやってよかったこと5選
①リンクコーデ
「おそろいのグッズ」「色味を合わせる」「モチーフを合わせる」などで統一感を
②あんしんパック
レンタル衣装なら修理代の補償パックは要チェック!
③ロケーション撮影
記念撮影は写真スタジオだけでなく出張撮影もおすすめ
④撮影小道具の準備
出張撮影では小道具をたくさん用意しよう
⑤いつものアルバム
特別なアルバムより普段使っているアルバムが収納もしやすい
七五三で後悔したこと5選
①気温について
袷の着物は20℃を超えると暑く感じるので、ご祈祷の日の平均気温を調べておく
②撮影開始時間
撮影とご祈祷が同日の場合は最終受付時間を調べておく
③子どもの着付け
自分で子どもの着付けをする場合はリハーサルをするか動画で予習するのがおすすめ
④自分の身支度
礼装は気をつけることが多いので時間をとって練習しておく
⑤初穂料ののし袋
蝶結びののし袋を用意しよう
これらを参考にして素敵な一日を過ごしてもらえれば嬉しいです。