この記事では着物とマンガが好きな人におすすめしたい現代が舞台の着物マンガを4作品ご紹介します。
「着物を着てみたいけど、みんなどうやって始めてるの?」「着物でどんなところへ行けばいいの?」という疑問を持っている方へおすすめ→①, ②, ③
「着物をたくさんの人に楽しんでもらうにはどうしたらいいの?」という悩みを持っている方へおすすめ→①, ②, ④
さまざまな立場から着物を愛する人々が楽しめる作品をお届けします。
おすすめ着物マンガ4選【現代編】
①恋せよキモノ乙女
作者名 | 山崎零 |
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既刊 | 12巻(バンチコミックス/新潮社) |
ジャンル | 恋愛、仕事 |
おばあちゃんの遺したきものを着ておでかけするのが好きな主人公の野々村ももが、恋に仕事に向き合って成長してゆく物語。
\おすすめポイント/
- 行き先や季節に合わせた装いが見られる
- コミックスではコーディネートのカラーページがあり、1話ごとにスタイリストのコバヤシクミさん、大川枝里子さんの解説が載っているので幅広い知識がつく
- 訪れる場所がどれも実在の場所(主に関西)なのでおでかけの際のイメージがしやすく、聖地巡礼もできる
- SNSでも有名な着物スタイリストさんの監修したコーディネートの回がある
「同世代の女の子でも特別じゃない日にきものを着てでかけたりするんだ!」という発見を与えてくれた、私が着付けをはじめるきっかけのひとつになった作品です。
ももちゃんが自分なりの着こなしに悩んだり、夢を追いかけたりする姿には多くの人が共感できるはず!
試し読みはこちらから↓
②爛漫ドレスコードレス
作者名 | 佐悠 |
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既刊 | 3巻(プティルコミックス/ハーパーコリンズ・ジャパン) |
ジャンル | コメディ、趣味、仕事 |
着物屋の店頭でチンアナゴの帯と出会ったことをきっかけに和服の世界へ飛び込んだ山田撫子(やまだ なでしこ)と、偶然出会った着物上級者の鷹倉響(たかくら ひびき)が二人でおでかけしたり友達を増やしたりするお話。
\おすすめポイント/
- 着物民なら一度は経験するであろうあるあるネタの豊富さ(着物警察、呉服屋の強引な営業、観劇のマナーなど)
- ふふっと笑えるワードチョイス
- 初心者の撫子ちゃんと一緒にカジュアルきものの入門に必要な知識が得られる
- 呉服屋サイドの話も沁みる(13話をぜひ・・・!)
着物警察についてふれていたりしていて、SNSで初めて1話のサンプルを読んだときは驚きました。正統派からカジュアル派にまで幅広くおすすめできる現代着物民のリアルがたくさん詰まった作品です!
毎回違うものを着るのではなく、撫子ちゃんが1着目の着物と帯も大事に着回しているのが個人的に大好きポイント。
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③推し着物
作者名 | 岡野く仔 |
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既刊 | 全1巻(竹書房) |
ジャンル | ヒューマンドラマ、オムニバス |
毎週金曜日に電車で見かける着物男性が「推し」の大島かの子。ひょんなことから彼の着物屋さんへ赴くことになり・・・着物屋「お色」を舞台にファッションに悩みを抱える男女がそれぞれの「推し着物」に出会う物語。
\おすすめポイント/
- 自分の「好き」を貫く素敵な人がたくさん出てくる
- 着物の種類やTPOなどの入門的な知識がたくさんある
- 話数が進むごとにかの子ちゃんの経験値が上がっていくのがわかって嬉しい
- 「周りの目が気になる」「正しい着方しか認めない」という呪縛を解いてくれる
好きなセリフは3話にでてくる「『好きな物』を身につけるって最高でしょ」というボタンさんの言葉。頭がもげそうなくらい頷きました。
同じ作者さんの「着物ちゃんとロリータちゃん」もおすすめですよ♡
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④またのお越しを
作者名 | おざわゆき |
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既刊 | 5巻(BE LOVE KC/講談社) *5巻以降は電子書籍のみ |
ジャンル | 仕事 |
従姉妹同士の枷耶子とのえるが、閉店してしまった大好きな和雑貨カフェ「くくりや」をもう一度作るために奮闘する物語。
\おすすめポイント/
- 自分たちのお店を作ることの楽しみと苦難を味わえる
- 有松絞りの表現が繊細ですごい!3話は特に必見!
- 作中に出てくる小物などが実在の作家さんの作品と思われるものが多いので、最新の小物がチェックできる
私は慎重派の枷耶子タイプなので直情的なのえるの言動にはハラハラすることも多いのですが、二人の成長や関係性に変化が見られるようになってこれからが楽しみです。
作者のおざわゆき先生と着物スタイリストのうさこまさんが対談した動画を見ると、作中のこだわりポイントや実際の有松絞りのお店の様子などが見られますよ♪
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まとめ
この記事では現代が舞台の着物マンガを4作品のあらすじと感想をご紹介しました。
着物が好きな人、マンガが好きな人、どちらでもない人もこの記事を読んで気になった作品があればぜひ読んでみてくださいね♪